Palantir 2026年第2四半期決算ハイライト:米国商業収益が前年同期比149%大幅増加で予想を大きく上回り、通年の売上ガイダンスを815~815.8億ドルに大幅上方修正、AI主権ストーリーが力強く支援
Bitget2026/08/04 02:47主要見解
Palantir Technologies(PLTR)は、2026年第2四半期(6月30日締め)の業績を発表し、売上高は前年同期比93%増の19.35億ドルとなり、市場予想の約18.1億ドルを大きく上回った。調整後一株利益は0.41ドルで、予想の0.35ドルを上回った。米国ビジネス収益は前年同期比149%増の7.64億ドルに急増し、最大の注目点となった。年間売上高ガイダンスは81.50億〜81.58億ドル(約82%増)へ大幅に上方修正し、米国ビジネス収益ガイダンスも34.24億ドル超(少なくとも134%増)に引き上げた。CEOのAlex Karpは今四半期の業績を「異次元(otherworldly)」と表現し、顧客の「AI主権」に対する強い需要を強調した。決算発表後、株価は時間外取引で13〜14%急騰。業績は、大規模AIモデルによる代替や海外政府の現地サプライヤー転換に対する懸念を大きく和らげた。

詳細な分析
- 全体売上・利益のパフォーマンス
- 四半期売上高は19.35億ドルで前年同期比93%増、前期比19%増。アナリスト予想の約18.1億ドルを大きく上回った。
- 調整後一株利益は0.41ドルで、予想の0.35ドルを上回る。
- 米国全体売上高は15.73億ドル、前年同期比115%増、前期比23%増。
- 調整後営業利益は11.944億ドル、利益率は62%;GAAP営業利益は9.12億ドル、利益率47%。
- GAAP純利益は10.62億ドル、利益率55%、前年同期比225%増。
- 営業キャッシュフロー12.161億ドル、利益率63%。
- Rule of 40スコアは155%に達した。
- 2026年の全四半期においてGAAP営業利益・純利益の達成を見込むと会社側は確認した。
- 米国ビジネス事業のパフォーマンス
- 米国ビジネス売上は7.64億ドル、前年同期比149%増、前期比28%増で、アナリスト予想平均約7.164億ドルを大きく上回った。CEOのKarpはこの数字を「驚異的(staggering)」と表現した。
- 米国ビジネストータル契約額(TCV)は過去最高の21.32億ドルで、前年同期比153%増。
- 米国ビジネス残存契約価値(RDV)は62.38億ドルで、前年同期比124%増、前期比27%増。
- 主因:顧客のAI主権に対し強い需要があり、企業はコアデータと意思決定知能を大規模AIラボに委ねるのを拒否している。ビジネスは「未曾有のスピードと規模で複利成長」し、営業チーム規模は依然として効率的に抑えられている。
- 通年米国ビジネス売上予想は34.24億ドル超へと引き上げ、少なくとも134%の前年比成長を見込む(従前予想約32.24億ドル)。
- その他の事業部門のパフォーマンス
- 米国政府向け売上は8.09億ドル、前年同期比90%増、前期比18%増。米国全体のビジネスは堅調を維持。
- 海外売上は約3.625億ドルで、前年同期比33%増。米国本土に比べ増速は明確に低い。
- 海外の相対的な弱含みは地政学的圧力が一因:近年フランスと英国の当局はPalantirとの契約撤回と、自国テック企業への支援によるテック主権維持を進めている。
- 全体契約面:今期は100万ドル超契約が220件、500万ドル超契約が98件、1000万ドル超契約が73件をクロージング。トータル契約価値(TCV)は33.73億ドルで、前年同期比49%増。
- 通年見通しと展望
- 通年売上高ガイダンスは81.50億〜81.58億ドル(従前の上限約76.62億ドル)に上方修正。アナリストの平均予想約77億ドルを大幅に上回り、約82%の前年比成長に相当。
- 通年調整後営業利益ガイダンスは48.89億〜48.97億ドルへと引き上げ。
- 通年調整後フリーキャッシュフローは45億〜47億ドルに上方修正。
- 米国ビジネス売上通年見込みは34.24億ドル超(少なくとも+134%)。
- 主なストーリー:AI主権需要の解放、Palantirは顧客によるデータコントロール、プロンプト、組織的知識(顧客のalpha)の主権を強調し、AI大規模モデルラボの「従属物」になることを拒否。
- 次四半期(2026年第3四半期)業績見通し
- 売上高は21.60億〜21.64億ドルを見込む(アナリスト平均予想約20億ドルを上回る)。
- 調整後営業利益は12.92億〜12.96億ドルを予想。
- 市場背景と投資家の懸念
- これまでの主な対立点は、Anthropicなどに代表されるAI開発企業による自社開発ソフトがPalantirの市場シェアを侵食するか、米国外政府が自国テック企業により急速に転換するか、などであった。今期の米国ビジネスの爆発的成長とガイダンス上方修正で一部懸念は効果的に解消された。
- Karpは株主への書簡でAI大規模モデルによる代替論を否定し、顧客は自社の「家」にAIモデルを野放しにすることを望まず、争点はデータ主権と組織ナレッジであると指摘。料金体系もtokenや使用量ではなく、バリュー創出ベースである。
- 米国の防衛分野への展開も引き続き深化(Andurilとの協業関連プロジェクトを含む)。
- 投資家の反応は積極的:決算発表後株価は時間外取引で13-14%上昇を記録し、夜間も上昇を維持。米国ビジネスは「絶好調」だが、会社としてはまだ初期段階だと見ている。
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